■Prologue
強い武器、弱い武器。
この世の中には、そのどちらかしかないかと言うと――――そんな事実は恐らくない。
何故なら、武器に対しての評価は、必ずしも一定ではないからだ。
硬ければ良い訳でもないし、切れ味が良ければ良い訳でもない。
武器には様々な付加価値も存在しており、強さだけが重要性を埋めるものではない為、
結果的に多種多様な武器が生まれる事となった。
それでも敢えて、問おう。
『強い武器』とは何か。
その答えは、果たして誰の胸の中に――――?
■本編 |
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